
【グラビティメソッド】第1回 人間にとって『自然な動きが、スイングを良くする』
2024.12.13

2024.12.13

ティーチングプロの大本研太郎です。今回から私が構築した理論、「グラビティメソッド」について紹介します。「グラビティメソッド」には以下の3大要素があります。
今回はバランス脳の構築についてお話します。ぜひ最後までお読みください。
まず、我々が意識しなくても、常に脳のバランスセンサーから信号が送られて、人間は均衡を保とうとします。これが、人間に本来備わっているバランス感覚です。
反対に、バランスを崩してしまうと、崩れたバランスを修正しようという動きが働きます。例えば、頭が前に出て、体重がツマ先寄りにかかると、腕は無意識に後ろに引けます。なんとか均衡を保とうと、体が反応して動くのです。これらは皆、脳のバランスセンサーの働きです。
このバランスセンサーを生かし、スイング中のバランスを保つことで再現性を高め、パフォーマンスを向上するのが「グラビティメソッド」です。

重心バランスが崩れると、人間の体は自然とバランスを取ろうとする。では、スイング中にバランスが崩れたとしたら?もちろん体はバランスを取るために反応する。頭が前に出ると重心はツマ先寄りになり、腕は均衡を保とうとして、無意識に後ろに向かおうとする。

カカトに体重がかかりすぎると腕は前に出て均衡を保とうとする。手足が勝手に動くとスイングの再現性は悪くなってしまう。
重心がツマ先寄りだと、インサイドに上がる
ツマ先重心だと均衡を保つために腕は後ろにいこうとする。その結果、バックスイングはインサイドに上がりやすく、フォローでは左ヒジが引けやすくなる。
では、実際にスイングの話に当てはめてみましょう。
たとえば、前傾が深すぎて体重がツマ先よりにかかっている場合。体が自然と重心バランスをとろうとした結果、バックスイングでクラブをインサイドに引きすぎてしまいます。これは均衡を保つために、腕が体の後方にいこうとするからです。フォローについても同じことが言えて、アマチュアに多いインパクトから左ヒジが引けてしまう動きも、体が均衡を保とうとして起きる動きです。
またスイング中は遠心力が働き、クラブが引っ張られる力が発生します。多くのアマチュアの方は身体の能動的な動きに囚われすぎて、この慣性による物理的な力の影響を無視してしまいがちですが、良いバランスを保ちながらスイングするためには、クラブに引っ張られる力と拮抗させる力が必要です。この拮抗させる動きのことを重心のカウンターバランスと呼んでいます。
「グラビティメソッド」では重心が整ったいいアドレスをつくり、それによって自然と手の位置、クラブの位置が決まることを理想としています。手先などの末端部に意識がいかない分調子の波が少なく、再現性の高いスイングになります。
次回からは実際にいいアドレスの作り方を紹介していきましょう。

ハンマー投げのように、クラブとは反対への力を加えることで均衡が取れる。拮抗させる力のことをカウンターと言う。バックスイングでは左足カカト方向への力、フォローでは右足カカト方向への力を遠心力と拮抗させることでスイング中のバランスを保つ。

クラブの遠心力に対してカウンターを入れないと姿勢を保てず、バランスを失ってしまう。バックスイングでは上体が起き上がり、フォローでは身体が前のめりになったりする。
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