ゴルフを始めたばかりの初心者が効率的に上達したいと思ったら、ゴルフスクールで行われているレッスンがおすすめです。ゴルフは自己流でも始められるスポーツですが、変な癖がついてしまうことも。また道具の扱い方も非常に難しいスポーツですが、ゴルフスクールに通うことで、正しいフォームやスイングなどを基礎から効率よく学べ、使用する道具の役割や扱い方も指導してもらえます。他にも紳士淑女のスポーツといわれているだけあって、ゴルフにはさまざまなルールやマナーが存在します。スクールのレッスンではゴルフをするうえで欠かせないルールやマナーも学べます。
ゴルフスクールとは?
ゴルフスクールはコーチがついてゴルフの基本から応用までを丁寧に教えてくれるところです。ゴルフスクールのコーチは無資格でも教えることは可能ですが、ティーチングプロの資格を保有しているコーチが多いです。ティーチングプロの資格にはいろいろとありますが、スクール選びに迷った場合は日本プロゴルフ協会(JPGA)か、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)のティーチングプロ資格を持っている指導者が在籍しているかをチェックしましょう。どちらも一定レベルのゴルフ技術を持っていることが保証されるものになります。
ゴルフスクールは大きく分けて2種類
ゴルフスクールは大きく分けて2種類あります。スタジオや個室になっている「インドア」、打ちっぱなしなどの「屋外か半屋外」です。
インドアのゴルフスクールは、駅前などのアクセスのよい場所にあるのが基本です。室内なので、夏の暑い時期や冬の寒い時期でも快適にレッスンを受けられます。女性にとっては紫外線を浴びずにレッスンを受けられる点は魅力的です。屋外・半屋外のゴルフスクールに比べると場所は狭いですが、飛ばそうとせずスイングを作ることに集中できます。自分のスイング動画を見ながら学べる機器も充実しているので、初心者でもスイングの基本が身につきやすいように工夫されています。レッスンで使うクラブやシューズを貸し出ししているスクールもあり、仕事帰りや予定の合間などにふらっと手ぶらで立ち寄れる点は働く世代にも人気です。
屋外・半屋外のゴルフスクールは、ゴルフ練習場に併設されていることが多く、インドアのゴルフスクールに比べて場所が広いのが特徴です。80ヤード~250ヤード程度の広さがあるので、ボールの行方や曲がり具合をチェックできます。郊外にある場合が多く、自動車や自転車で通うことが多いようです。屋外・半屋外のゴルフスクールでは併設されているアプローチ練習場やバンカー練習場を使用してレッスンを行うこともあるため、より実践的なレッスンを受けることができます。短期間でゴルフ場デビューしたい初心者にもおすすめです。ゴルフ練習場に出向いたことのある人であれば、レッスン風景を一度は目にしたことがあるかもしれません。通い慣れた場所で指導が受けられる点も魅力的といえます。
「インドア」も「屋外・半屋外」のスクールも、入会前に体験レッスンを受けられるので、体験レッスンを受講して自分に合うスクールがどちらのタイプのスクールかをチェックしておきましょう。
ゴルフレッスンの種類は2種類
ゴルフスクールのレッスンには「マンツーマンレッスン」と「グループレッスン」の2種類あります。マンツーマンレッスンはその名のとおり1対1の個人指導レッスンです。コーチが他の生徒を指導している時間がないため、レッスン時間すべてを自分のために使えることが最大の魅力です。また、自分の進捗に合わせた目標や練習メニューが設定できるのもマンツーマンレッスンならではでしょう。他の生徒を気にせずに疑問点や気になる点が相談できるのも初心者にとって嬉しい点です。
一方「グループレッスン」はグループ(複数の生徒)が同時に受講するレッスンで、コーチがグループ全員を指導していきます。ゴルフ仲間と励ましあいながらスキルアップができる点は、グループレッスン最大の魅力です。コーチが他の生徒を指導している時間は、自分で練習する時間に充てられます。他の生徒の様子から学べることも多いでしょう。マンツーマンレッスンに比べてレッスン料金が安いので、無理なく継続しやすい点も特徴です。
ゴルフスクールのメリット
ゴルフスクールに通うことのメリットは、悪い癖がつかずに正しいスイング作りに集中できることです。スイングは本や動画などで学ぶこともできますが、実際に教えてもらうことで体に感覚として残りやすく上達のスピードも速くなります。わからないことがあればすぐに質問できる点もメリットだといえるでしょう。間違えて打った場合もコーチからその場で的確なアドバイスを貰えます。自分に合った練習方法も学べるため、繰り返すことで正しいスイングが身につけられます。またスクールへ通うことで、自分に合った道具が選べるようになります。ゴルフにはさまざまなルールやマナーが存在し、用語集などから学ぶことも可能ですが、コーチに教えてもらうことで効率よく習得できます。グループレッスンの場合は上達を目指す仲間もできて一緒に切磋琢磨できる点も魅力的です。
ゴルフスクールのデメリット
ゴルフスクールに通うことのデメリットは、本や動画で学ぶ場合に比べて費用がかかってしまう点です。レッスン料金が気になる場合は、安い時間帯のレッスンを探したり、レッスン回数を調整するなどして上手に活用しましょう。グループレッスンの場合はスケジュールが決まっているので、仕事が不規則で決まった時間に来れない場合などは、時間が自由に選べるスクールのほうが継続しやすいでしょう。スクールによっては定休日を設けていたり、コーチによっては勤務日が限定されている場合もあるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
また注意点として、自分と相性の悪いコーチがつく可能性があります。効率的に教えてもらうことが目的なので、相性が悪いコーチに出会うとかえって逆効果になりかねません。スクールによってはコーチを変更してもらうことも可能です。
気になる費用面は?
ゴルフスクールへ通うにあたって気になるのが費用面です。レッスン料金や必要なものを揃えるための費用はどのくらいかかるのでしょうか?
インドアのレッスン料金は、通い放題のコースで月1万5000円程度が目安となります。夕方から夜にかけての時間帯や週末は混み合うことが多い一方で、「平日のみ」「昼間のみ」のコースは料金が安めに設定されています。屋外・半屋外の場合は、料金プランが多様なため一概にはいえませんが、こちらも月1万5000円程度が目安となるでしょう。
レッスンに必要な持ち物は?
レッスンに必要な持ち物はゴルフクラブとグローブです。ゴルフクラブはレンタルも可能ですが、ゴルフ場でプレーするにあたって、自分のクラブを使うことを考えると中古品で構いませんので購入しておくとよいでしょう。アイアンセット、ドライバー、パターは最低限必要になってきます。グローブは消耗品なので、できるだけ耐久性があるものを選ぶことが重要です。グローブは天然皮革でも人工皮革でも使用していくうちにフィットしてくるので、最初は少しきつめぐらいのサイズがベストです。レッスンを受ける時の服装は動きやすい服装であれば十分でしょう。ゴルフを本格的に始めるようになると、必要な道具を買い揃える人も多くなります。初心者のうちはできるだけお金をかけずに始めることをおすすめします。
まとめ
ゴルフスクールは費用がかかってしまい、時間も取られがちと思われるかもしれないですが、ゴルフ場でプレーするにあたって覚えておくべきことが多いので、コーチから教えてもらったほうが効率的に学べます。
一度見についてしまった癖を矯正するのはなかなか難しいので、最初からスクールに通って正しいスイングを身につけることをおすすめします。