多くのスポーツにおいて「呼吸法」はとても重要です。息の吸い方や吐き方によってパフォーマンスに大きく左右します。
ゴルフのスイング中に息を止めてしまっていること、ありませんか?
呼吸を止めることは「力み」につながります。力みとは、筋肉が硬直することです。
ここ一番のティーショットで力んで全力でクラブを振ったのに全然飛んでいないといった経験、ゴルフは、力めば力むほど飛距離は出ないし、ミスも多くなります。
ティーショットで飛ばしてやろうとか、グリーン周りのアプローチで絶対に寄せてやろうなどと精神的なプレッシャーが無意識に力んでしまう=呼吸を止めてしまうのです。
では、ゴルフのスイング中はどのような呼吸法を取れば良いでしょうか。
ゴルフスイングを細かく分けると、
アドレス → テイクバック → トップ → ダウンスイング → インパクト → フォロー
という流れになります。
アドレス
一番緊張する場面である「アドレス時」は息を吐きましょう。精神的に緊張すると、筋肉も緊張します。
息を吐くことによって緊張を緩和することができます。
テイクバックでは、息を吸います。アドレスで息を吐ききったら、すぐにテイクバックを始めましょう。
アドレスからテイクバックまで時間をかけてしまうとせっかく緩和した緊張がまたもとに戻ってしまってはもったいないです。
そしてダウンスイングからインパクトにかけて息を吐きましょう。
呼吸というのは
吸う= 交感神経優位 = 体が緊張する
吐く= 副交感神経優位 = 体がリラックスする
という動作になり、特に大きく身体を動かす必要があるときこそ呼吸は大事だと思います。
ゴルフスイングにおいて呼吸を止めることは力みにつながるため「呼吸を止めない」ことを大前提としている一方でパターの際には腕の力や下半身をほとんど使わないので、呼吸を止めて集中を高めて打つというやり方もあります。
息を止めることで集中力が増して、ヘッドの動きがぶれないというメリットもあるようです。