ゴルフをしている方であれば「プロアマ」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
でも、聞いたことはあっても参加したことがある方は実は少ないかもしれません。
企業が取引先の方をお招きしてプロゴルファーとのゴルフを楽しんでいただくプロアマ大会は多く開催されていますが、やはり参加者はお客様に限定されることがほとんどで、我々のような一般アマチュアゴルファーが参加できるプロアマ大会は少ないことが現実です。
では、プロアマ大会ってどんなものなのでしょう?
「プロとアマ」のゴルフ大会ですから、文字通りプロゴルファーとアマチュアゴルファーが一緒にゴルフを楽しむ機会です。
ほとんどの場合、1組あたりプロ1名+アマチュア3名の4人で構成され、その組を一つのチームとして楽しむことが多いようです。
たとえば20組のプロアマ大会の場合、プロは20名、アマチュアは60名が参加し、全20チームで順位を競い合います。
多くは“スクランブル方式”と呼ばれる競技形式が採用され、全員がティーショットを打ち、2打目以降はもっとも良いところにある球を選び、そこからまた4人がショットし、カップインするまで繰り返します。
つまり、チームプレーになりますので、バーディーが獲れればチーム全体が盛り上がりますし、プロの技術を間近で見ることができるのも醍醐味です。
このスクランブル方式のほかにも一般的なストロークプレーの個人戦(プロはプロ同士、アマチュアはアマチュア同士の新ペリア方式など)が競い合うこともあります。
普段はテレビやインターネットを通じてしか見る機会の少ないプロゴルファーのテクニックですが、プロアマではまさに2~3mぐらいの距離から存分に見ることができます。
また、ラウンド中にちょっとしたアドバイスやレッスンを受けられることもあり、今後のゴルフ上達のヒントも見つけることができます。
女子プロはティーショットの飛距離も一般男性とそれほど変わらず(といっても、一般男性より飛ばす女子プロは多いです…)、セカンドショットも同じようなところから打つことが多いのですが、なんせセカンドショットからの精度があまりにも違いすぎます!
もしグリーンを外したとしても、そこからのアプローチやパッティングは絶妙で思わず「さすがプロ!」と叫びたくなります。
アプローチショットが綺麗にカップに向かっていく様はまるで手品か!と思うほど繊細で芸術的です。
我々アマチュアゴルファーではなかなか難しい1.5mぐらいのパットも入れてきます(外すこともありますが…)。
アプローチやパッティングはパワーではありませんから「きっと真似できるはず!」「アプローチやパッティングの精度が上がれば70台も夢じゃない!」と思ってしまい、「また明日からゴルフをがんばろう!」と思わせてくれます。
そして見るべきものはゴルフの技術だけではありません。
そにかく優しくて盛り上げてくれるプロはとても多いですし、18ホールが終わるころには完全にファンになっています。
そして18ホールのラウンドが終わった後は懇親会が行われることが多く、そこでは気になる順位の発表が行われ、その結果にチームで一喜一憂することになります。
一度参加するとハマってしまうプロアマですが、なかなか一般のアマチュアゴルファーが参加できるチャンスが少ないことが現実です。
チャンスがあれば迷わずに参加してみることをおすすめします!
(K.T)