過日のJLPGAツアー「RKB×三井松島レディス」は、岩井明愛プロ、岩井千怜プロ、山下美夢有プロの3人によるプレーオフの末、岩井千怜プロがバーディで優勝を飾ったのですが、このプレーオフは史上初の双子の姉妹によるものだったのでとても話題になりました。
ただ、このプレーオフでもう一つ話題になったのが「直ドラ(じかどら)」。
地面にあるボールをドライバーで打つ「直ドラ」、これはプロでもなかなかやらないのですが、双子の姉妹揃って「直ドラ」をしたので当然会場は大盛り上がりでした。
そもそもドライバーはティーショットを打ちやすいようにできているので、地面にあるボールを打つようにはソールが設計されていません。
ではなぜ、岩井姉妹は直ドラを打ったのでしょうか。直ドラのメリットを上げてみました。
■飛距離
まずこれが一番の理由だと思います。
岩井姉妹もプレーオフ、パー5の2打目に直ドラをやっていました。
より遠くに飛ばして少しでもグリーン近くへボールを運びたいという思いなのでしょう。
■低弾道
直ドラの特徴といえば、低弾道。
球が上がらない=デメリットだけではないのです。木などの障害物がある場合や、風が強い時にはメリットになります。
■引っ掛けにくい
ドライバーはフェアウェイウッドなどに比べれば捕まりにくいです。しかも地面の球を打つとなるとかなりつかまえるのが難しくなるので、引っ掛けが出にくくなります。
上手く打てればほぼ真っすぐの球、ミスが出てしまえば右に曲がる球が出やすいので左側にハザードがある場合にも有効です。
もしもコースで直ドラを試すチャンスがあれば試してみては。