世界ゴルフ殿堂入りしている日本人ゴルファー

豆知識

「世界ゴルフ殿堂」 【World Golf Hall of Fame】
世界のゴルフ功労者を顕彰するために全米プロゴルフ協会(USPGA)が1974年に創設されました。
世界ゴルフの殿堂の本拠地は1998年まではアメリカ・ノースカロライナ州の名門ゴルフコースのパインハースト・クラブ内にありましたが、現在はアメリカ・フロリダ州セントオーガスティンにあります。
表彰されている部門に関しては、1998年の移転までは部門を細分化せずに単に殿堂入りという形で表彰していました。1998年の移転後はPGAツアー・LPGA・国際投票・ベテラン・特別功労の部門別に表彰する形になり、2015年の選考分からは、PGAツアー・LPGA・国際投票部門を廃止し、アメリカ国外のツアーでの競技成績も選考基準とした男女の競技者部門を創設されました。これによって現在は、「男性競技者」、「女性競技者」、「ベテラン」、「特別功労」の4部門で表彰されています。選考基準に関してもたびたび変更されています。

この世界殿堂、日本人受賞者は現在4名いらっしゃいます。

■樋口久子プロ
2003年に1977年に全米女子プロ選手権を制覇するなどし、「生涯業績部門」で日本人女性初受賞。
男女通じて初の4大メジャー優勝者であり優勝回数73回は日本歴代女子最多という記録も誇っています。
2014年には、ゴルフ界から初めての文化功労者にも選ばれています。
■青木功プロ
2004年世界各国でシニアツアーを含め79勝を手にしたことにより「国際投票部門」で日本人男性初受賞。
2015年には、国や公共に対してとりわけ顕著な功労のある者に送られる、旭日小綬章を受章しています。
■岡本綾子プロ
1987年、アメリカ人以外で初めて米国女子ゴルフツアーの賞金女王に輝いています。
2005年、国際的な活躍が認められ日本人として史上3人目の世界ゴルフ殿堂入りを果たしました。
また2014年には、女性初の日本プロゴルフ協会(PGA)理事にも就任しました。
■尾崎将司プロ
通称『ジャンボ尾崎』プロ野球選手からプロゴルファーへ転身しています。
世界ランキング最高位は1997年の5位。通算優勝回数113回は、世界プロツアー最多記録を誇ります。

2010年、その活躍が認められ、世界ゴルフ殿堂入りを果たしました。
日本人選手5人目となる受賞者はいったい誰になるでしょうか、今後もプロゴルフ界から目が離せません!