便利なクリップ型でプラスチック製の細い本体に鉛筆の芯がついた筆記具、見たことありますよね?
例えばアンケートの記入だったり、使い捨てする場面で使用する際でよく見かける筆記具です。
これって実はゴルフがきっかけで誕生したものなんです。
「pegcil」ペグシルという名前のこの筆記具の誕生は1975年。(写真はペグシルではなく類似品)
それまでゴルフのスコアをつける際は、規格落ちした鉛筆のB級品を短くしたものなどを使用していました。ですがこれだと持ち歩くには少し不便でした。
ペグシル誕生は発売よりより1年前の1974年のこと。
岡屋(1975年創業)の創業者となる井尻保宏氏がゴルフ場売店で牛乳瓶の蓋を外す際に用いる栓抜きを見て、
「この針を鉛筆の芯に変えたら便利で使えるのではないか」と商品化しました。
当初は現在のようなクリップではなく、芝生のピッチマークを修復するグリーンフォーク(ペグ)と鉛筆を一体化したものでした。
ペグシルの由来は、グリーンフォークであるペグ+ペンシルの造語で「ペグシル」。
ですが、グリーンフォークとの一体型の商品は芝に差すと折れてしまうため、試行錯誤の上現在のようなクリップ型となっています。
様々な場所で見かける商品ですが、もともとの誕生は、ゴルフ場でのスコア記載用に開発された製品だったんですね!