ゴルフルールを統括するR&AとUSGA(全米ゴルフ協会)が2023年3月14日、『“飛ばないボール”の使用をプロツアーやトップアマチュアらが参加する競技者向けの大会のローカルルールとしての採用を促す』というもの。
トッププロによるボールの飛距離は年々伸びており、それに伴いコースの全長も年々伸びています。そうなるとコース整備に費用がかかるため、プレーフィーの値上げにも影響が出ますし、整備できる土地にも限りがあります。
R&AとUSGA(全米ゴルフ協会)の提案した内容は、製造段階で一定のクラブヘッドのスピード(127mph)、打ち出し角度(11度)、スピン量(2220rpm)で放たれた球の飛距離に制限を設ける。平均飛距離が14から15yd落ちる計算になるそうです。
ただ、これは採用するかどうかは競技を主催する団体にゆだねられます。
また、アマチュアもエリート競技に限られるため一般のゴルファーは今まで通り飛ぶボールの使用が可能。
飛ばないボールの使用に関してはあくまでも『提案』であり、今年の8月14日まで製造会社、関係者からの意見を募っている段階。再検討のち、もし決定されれば2026年1月から施行されます。