女子ゴルフの世界総合ランキングで「ロレックス・ランキング」があります。
ロレックス・ランキングは以下の10の女子プロゴルフツアー、中国女子プロゴルフ協会(CLPGA)、台湾女子プロゴルフ協会(TLPGA)、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)、日本女子プロゴルフ協会 ステップ・アップ・ツアー(JSU)、韓国女子プロゴルフ協会(KLPGA)、韓国女子プロゴルフ協会ドリームツアー(KDT)、欧州女子ゴルフツアー(LET)、欧州女子下部ツアー・アクセスシリーズ(LETAS)、全米女子プロゴルフ協会(LPGA)、エプソンツアー(EPSON)、オーストラリア女子プロゴルフツアーを前身に持つオーストララシア女子プロゴルフ協会ツアー(WPGAA)、のほか、AIG全英女子オープンを主催するロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース(R&A)と全米女子オープンを主催する全米ゴルフ協会(USGA)にも公認されています。
それぞれのツアーで獲得賞金によるランキングがつけられていますが、その順位は異なるツアーにおいては対比できません。
そこで2004年5月に行われた世界女子ゴルフ会議で合意に達し、世界統一のランキングとしてロレックスランキングができました。
もちろんこのロレックスの名前はスポンサーであるロレックス(Rolex)です。オリンピックでは、このランキングの上位順に代表選手が選出されます。
2006年2月、第1回の発表があり、この時のトップはスウェーデン・ストックホルム出身のアニカ・ソレンスタム選手でした。
日本人選手では2010年6月に宮里藍選手が第1位になっています。
ランキングの対象となるには、
過去2年間、最低15試合以上トーナメントに出場した選手、プロゴルファーだけでなくアマチュアゴルファーも対象。
(新人プロゴルファーやアマチュアゴルファーは52週間(約1年間)のうち8試合トーナメントに出場でランキングの対象。)
ランキングは、前週に行われた世界各地のツアー競技が終了した翌月曜日に最新ランクが発表されます。各試合に与えられたポイントが加算されていくのですが、世界ランキングの上位200名以内の選手が何名出場するか(ワールドポイント)や、各ツアー前年度賞金ランキング上位50位以内の選手が何名出場するか(ホームポイント)などの要素を検討して、各トーナメントの獲得ポイントが毎回計算されて決められます。ランキングの対象期間(2年間)の中でも直近13週間に出場した試合を重視し、直近の13週間を除く91週間については13週間後に12.5%マイナス、26週間後には25%マイナス、と毎週一定の割合でポイントが減じられます。
ポイントの算出はなかなか複雑なので難しいので、詳しくはロレックスランキングのページを見たほうが良いのですが、こういったランキングがあるおかげで出場選手のモチベーションアップに繋がっていると思うと、ランキングの見方も変わってきますよね。