みなさんは、ゴルフプレーの際ゴルフクラブを運んだり、コースのガイドやプレーの助言をしてくれるキャディさんにお世話になったことはありますか?
このキャディの語源はフランス語の「le cadet」(カデ)で、少年や末っ子、最年少や年下の人、貴族の子供などの意味があるようです。
16世紀ごろスコットランド王ジェームス5世の子供として誕生したメアリー・スチュアートは生後6日でスコットランド女王に即位し、15歳でフランス皇太子妃になりました。
しかし、結婚して3年目、18歳の時に皇太子からフランソワ2世へ即位していた夫が亡くなります。
独りになったメアリーはスコットランドへ帰国することになりました。
その際彼女はフランスの宮中から何人かお気に入りのカディ(貴族の子供という意味から転じて宮中に仕える者の意味)を連れて帰ります。
スコットランドへ帰国してからゴルフを始めたメアリーはお気に入りのカディを従え、プレーのお手伝いをさせていたとか。
メアリーは世界初の女性ゴルファーとしても有名なのです!
ちなみに、「le cadet(カデ)」はフランス語ですので、スコットランド式の発音で「caddie」(キャディー)という呼び方に変化し、使われるようになったという説があるそうです。
ですが、これはあくまで語源のお話で、キャディさんは召使いでも家来でもないということは忘れないでくださいね。