サンドウェッジ、名前から想像する通りバンカーショットで使われます。
おそらく多くのゴルファーが持っているのではないでしょうか。
持っていなくても大丈夫ですが、バンカーショットを打つことを考えると持っていたほうが断然有利です。
今回はそんなサンドウェッジ誕生のおはなしです。
サンドウェッジは、ジーン・サラゼン選手が発明したゴルフクラブです。
ジーン・サラゼンは貧しい家に育ち、子供の頃から新聞配達など様々な仕事をしたそうです。
そしてそんな仕事の中のひとつ、キャディの仕事についたことがきっかけでゴルフをはじめます。
1921年、19歳の時にプロゴルファーになりました。
翌年、全米オープンゴルフ、全米プロゴルフ選手権で二冠を達成。
1923年に全米プロでメジャー3勝目を挙げたものの、その後はメジャートーナメントにまったく勝てなくなってしまいます。
なかなか勝てない原因はバンカーショット。
ジーン・サラゼンはバンカーショットがとても苦手でした。
そんなジーン・サラゼンは1931年のある日、飛行機が離陸する水平尾翼のフラップを見て、サンドウェッジの原型を思いつきます。
早速ニブリック(9番アイアン)のソールに鉛をハンダづけをし、自宅裏のバンカーでテストを繰り返し、納得のいくものを完成させました。
翌年、新しいゴルフクラブの使用を始めた途端に全く勝てなかった全英オープンと全米オープンに立て続けに勝つことができました。
しばらくは秘密兵器を知られないようクラブヘッドを下にしてキャディバッグにしまっていたとか!?
やがてその秘密兵器はクラブメーカーのウィルソンと共同開発により「サンドウェッジ」として製品化されます。
普段何気なく使用しているゴルフクラブですが誕生秘話を知ることも面白いですね。
「キャリア・グランドスラム」を最初に達成したプロゴルファーとしても知られているジーン・サラゼンは日本にも馴染みが深く、
ジーン・サラゼンの監修したゴルフ場が日本にあるのですよ。
ジーン・サラゼンがコース設計を監修したゴルフ場
ロペ倶楽部
ジュンクラシックカントリークラブ