「このゴルフクラブいい顔してる～」って初めて聞いた時、正直ピンときませんでした。
どの部分を顔と呼んでいて、どんな顔が良いのでしょうか。
顔と呼ばれる部分は、打つためのフェース面ではなく、構えた時に上から見えるクラブの見た目のことです。
フェースの先端側をトウ、フェースのシャフト側をヒールと呼ぶ。
例えば、ドライバーでよく聞く「丸顔」「洋ナシ顔」。
丸顔のドライバーは、ヒール側（フェース面のシャフトに近い部分）が丸まっているため、形状的に普通に振っても自然とドローボールになりやすい（つかまりがいい）と言われているため、スライスに困っているゴルファーにお勧めの顔。
一方の洋ナシ顔は、トウ側（フェース面の先端）にボリュームがあるため、フェースが返りすぎずたたいても左にいかない（つかまりにくい）ので上級者に好まれます。
アイアンの場合は形状によってどんなボールが出やすいのかがはっきりしているので、“いい顔”とは、自分の「嫌な動きをしにくい」形。
つまり、上級者が「いい顔」と言ってからと言っても必ずしも自分自身にとっても良い顔であるかどうかは別なのです。
初めはいい顔がピンと来なくても、実際に様々なクラブを見て、実際に打って・・・と繰り返しているうちに自分好みの顔というものがどのタイプのものなのかがだんだんとわかってくると思います。
